FXトレードでよくある逆行の原因と損切りを避ける方法

トレーダーのシルエットが逆行するチャートを見つめる様子を描いたイメージ。青とグレーの落ち着いた色調で、エントリー直後の緊張感と相場の不確実性を表現。 FXで勝ち続けるための戦略
エントリー直後に訪れる逆行リスクと、それに備えるためのチャート分析の重要性を強調するビジュアル。

上がると思ってエントリーしたら、いきなり下げ始めて即損切り。下がると思ってエントリーしたら、今度は逆に上げ始めて即損切り…。

まるで誰かが自分の注文を見て操作しているかのように、相場が逆方向に動く経験は、私を含め多くのトレーダーが経験していることです。

では、なぜエントリーした瞬間に相場が逆に動くのでしょうか?

そこには明確な答えがあります。

今回はその答えと、逆行しやすい局面についてお話しします。

なぜエントリー後に相場が逆に動き出すのか?

その理由は、環境認識能力が不足しているからです。

ただそれだけです。

具体的には以下の点を考慮していないことが原因です

  • 現在の相場がどのような局面か(エントリーできる局面なのか、それとも待つべき局面なのか?)
  • 待つ場合、どのような状態になればエントリー可能なのか?
  • エントリー後、どの辺りまでレートが伸びると考えているのか?
  • 上位足のトレンド方向と一致しているか?
  • 近くに抵抗圧力がないか?

これらをチャートから判断するスキル、つまり「チャートを読むスキル」があれば、逆行しやすいポイントと伸びやすいポイントを見極めることができます。

これにより、エントリー直後に逆行して即損切りされるリスクは大幅に減ります。

エントリー直後に逆行して損切りされることが多い場合、これから紹介する局面でエントリーしていないか確認してください。

逆行しやすい局面

逆行しやすい局面について解説する前に、時間足の関係性について説明します。

時間足の関係性

まず覚えておくべきは、上位足とは自分の軸足となる時間足のことです。

これは、あなたのトレードにおいてメインとなる時間足を指します。

次に下位足についてですが、これは上位足の2つ下の時間足を指し、エントリータイミングを計るための時間足となります。

日足→4時間足→1時間足→15分足→5分足→1分足といった流れです。

さらに、最上位足は上位足の一つ上の時間足です。

私のおすすめは、上位足4時間足、下位足15分足の組み合わせです。

1. 最上位足のレジサポライン付近でのエントリー

サポートライン付近で売りエントリーする場合、最上位足のサポートラインにレートが到達すると、多くのトレーダーが買いエントリーを仕掛け、反発して上昇する可能性が高くなります。

このような局面で売りエントリーすると、高確率で逆行し損切りにかかる可能性があります。

したがって最上位足サポートライン付近で売ると
即逆行されて損切りされてしまいます。
※レジスタンスラインは今の逆
今のがサポートライン付近で起こっている基本的な大衆心理と注文状況です。
上位足䛾トレンド方向だから安全と思うのではなく
最上位足の環境認識も必ず行うようにしましょう。

2. 上位足の推進波最中でのエントリー

上位足が上昇トレンドを形成しているときに、下位足だけを見て下降に切り替わると誤解し、売りエントリーをしてしまうと、即逆行して損切りされるリスクが高まります。

上位足を無視して下位足だけでトレードするのは非常に危険です。

3. 伸びきった所でのエントリー

レートが伸びきったところでエントリーすると、多くのトレーダーがすでに利益確定の買い注文を入れる準備をしているため、これ以上レートが伸びづらくなります。

この局面でのエントリーは非常にリスクが高いです。

まず、レートが伸びきっているということは、既に上から売っているトレーダーが大勢いる。
かつ、それらの売りポジションを持っているトレーダー達の多くがまだ
利益確定の買い注文を入れていないということ。

そして、利益確定䛾決済をまだしていないということは、近い将来利益確定の買い注文が入るということであり、下降中ではあるものの買い圧力が強い状態ということ。
なので、これ以上レートが伸びづらくなる。

しかもこれにプラスして、「さすがに下げ過ぎやろ!」と考える逆張り系トレーダー達も
少し下げ止まったのを確認して買ってきますから、そういった新規買い注文も入ってくることになります。

要するに、レートが伸びきっている局面というのは、
既に売っているトレーダー達の利確の買い注文
逆張り系トレーダー達の新規の買い注文

というダブルの買い圧力により、更に伸びる可能性は低くエントリーしたら逆行し即損切りということになりやすい。

4. レンジ相場でのエントリー

レンジ相場では、売り勢力と買い勢力が均衡しているため、レートが一方向に大きく動きづらくなります。

このような局面でのエントリーは、逆行しやすく、即損切りにかかるリスクが高まります。

売り勢力と買い勢力が激しくぶつかり合っている間は、決着がつくまで静観しましょう。

エントリーする際は、レンジを抜けて安定した形が見えてくるまで、しっかりと待つことが重要です。

5. 訳のわからない相場でのエントリー

訳のわからない相場では、注文状況や大衆心理を読み取ることが難しく、各時間軸のトレーダーがバラバラに動くため、エントリー自体がリスクとなります。

このような理解しにくい相場に対しては、深く考える必要はありません。完全にスルーしましょう。FXでは、シンプルで分かりやすい局面に集中し、丁寧にトレードするだけで十分な利益を得ることができます。

そのため、こうした相場は完全にスルーするのが賢明です。

まとめ

逆行しやすい局面は以下の通りです:

  1. 最上位足のレジサポライン付近
  2. 上位足の推進波最中でのエントリー
  3. 伸びきった所でのエントリー
  4. レンジ相場でのエントリー
  5. 訳のわからない相場でのエントリー

エントリー直後の逆行を減らすためには、チャートを読む力(環境認識力を身に付けるしかありません。

このスキルは簡単に身に付くものではありませんが、日々の努力と経験を積み重ねることで、徐々に習得していくことができます。毎日、練習を重ね、スキルを磨くことを徹底しましょう。

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